カカオの品種の違いって、聞いたことはありますか?
これは、チョコレートの付加価値を与える情報でもあります。
近年では「品種改良」が行われているので、これからどんどん増えていくと思われますが、主な3種類の品種をお伝えします。
品種によって味わいなども変わってくるため、ぜひチョコレートを選ぶときの参考にしてくださいね。
クリオロ種
- 「土着の」という意味
- 紀元前〜中米で栽培されていたといわれている
- 貴重な品種
- 色素が少ないため、断面が真っ白
- ポリフェノール含有量が最も少ない
- 苦味が少なく、独特な芳香(「フレーバービーンズ」に使われる)
- 病害虫に弱い(栽培が難しい)
- 生産量:全体の1〜5%
フォラステロ種
- 「異国の」という意味
- 原産地:南米のアマゾン川流域
- ポリフェノール含有量が多い
- 苦味が強い(ビターチョコレートに不向き)
- 芳香はやや弱く、カカオ感が強い(「ベースビーンズ」に使われる)
- 病害虫に強い
- 成長が早く、収穫量が多い
- 生産量:全体の85〜90%
トリニタリオ種
- 18世紀カリブ海トリニダード島で誕生
- クリオロ種とフォラステロ種の交配種
- クリオロ種の優れた芳香とフォラステロ種の病害虫等に強い性質を併せ持っている
- 生産量:全体の10〜15%
チョコレートは基本的に色々な産地のものを混ぜて作られているため、「このチョコレートには、これが使われています。」という表記がない限りは、種にはこだわらなくても良いと思います。
また、種以外にも、チョコレートの付加価値を上げるものを紹介します。
その他の付加価値
- シングルオリジン(単一地域・単一産地):同じ地域で採れたカカオのみを使用している
- グランクリュ:特級畑で採れたカカオを使用している
- オーガニック:農薬を使用していないカカオを使用している
- フェアトレード:公平・公正な取引により売買されたカカオを使用している
少し聞いたことあるかもしれないというものは、ありましたでしょうか?
どこでどのように生産されたかによって、風味はかなり変わります。
色々な知識を活用して、自分の好きなものを見つけていってください。
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