近年、天職という言葉をよく聞くようになりました。
一体、天職とはどのようなものなのでしょうか?
その答えのヒントになりそうな本を見つけたので、紹介します。
中越裕史「やりたいこと探し専門心理カウンセラーの日本一やさしい天職の見つけ方」PHP研究所(税別1,400円)
こちらの本は5章に分けて、天職について説明されている本です。
論文のような研究結果をまとめたようなものではなく、わかりやすい文体で書かれているため、とても読みやすいです。
各章で気に入った部分はそれぞれありますが、「第2章 天職ってなんだろう」に書かれている文章に惹かれたので、簡単にまとめてみました。
ネタバレが苦手な方は、こちらでお帰りください。
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みなさま、よろしいでしょうか?
それでは、まとめたものを載せます。
適職を見つけたい=適した仕事でストレスなく働きたい 天職を見つけたい=やりたいことで充実感をもって働きたい ※天職の要素=「内部的動機づけ(好きという気持ち)」「自己決定要因(自分で選び決めること)」「意味への意志(自分にとって意味ある仕事)」
ここから先の話は、今回紹介している本とハリーポッターシリーズの本を読んで、私が勝手に考察しているだけなので、多少セリフなどのニュアンスが異なる部分があるかもしれませんので、ご了承ください。
「自己決定要因」の説明の時に、ハリーポッターの組み分け帽子の例が出ていました。
組み分け帽子とは、『ハリーポッターと賢者の石』に出てくる、魔法道具です。
被せた者に適した寮を判断し、振り分けてくれます。
主人公のハリーポッターは、どの寮に入ってもやっていける条件が整っていました。
その時にハリーは「スリザリンは嫌だ」という意思を唱え続け、最終的にはグリフィンドールと判断されます。
確か、続編の『ハリーポッターと秘密の部屋』で、ハリーはトム・リドルと巨大な蛇と戦うことになります。
その時に、組み分け帽子から剣を取り出し、とどめを刺します。
戦いの後のダンブルドアとのやりとりが、印象に残っています。
ハリー「自分が望んだから、組み分け帽子は僕をグリフィンドールにしたけれど、本当はスリザリンになっていたかもしれない」
ダンブルドア「トム・リドルと君との違いはそこじゃよ」
ダンブルドア「この剣は、真のグリフィンドール生しか取り出せない」
…結局、適正というものは色々あるかもしれないけれど、自分が何を選ぶかという意思が大事だということが伝わってくると思います。
どの本の紹介なのかわからなくなりそうですが、天職とは…自分の気持ちに正直になって、自分で選んだものが正しいということでまとめられると考えました。
色々な葛藤があると、なかなか自分の気持ちに正直になること自体が難しくなってきます。
現在はコロナの影響があり、いろいろな面で自分を見つめ直す場面に遭遇すると思われます。
その時に、目を瞑るのではなく、自分を受け入れる体制を整えていきたいですね。
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