ぶたぶたカフェ

書籍

以下が、私の気になった文章です。

「どんな会社でも、『もったいないから絶対辞めるな』って言う」

迷いのない口調に驚く。

「夢を目指して辞めるのに?応援はしないんですか?」

「辞めなくてもなれるくらいのタフさの方が、なったあと役に立つから」

「…なってからの方が大変ってことですか?」

「そういうこと」

矢崎存美「ぶたぶたカフェ」光文社文庫、2012年7月20日

この文章は、この本の登場人物である見上さんと目黒さんのセリフの抜粋です。

話の流れは忘れてしまいましたが、小説家になりたいと言う人になんという言葉をかけるかという話の中で出てきたセリフだったと思います。

今の仕事が自分と合ってないし、自分の夢に向かいたいと思って方向転換しようと考えることも大事ですが、どんな仕事でもなってからが大変ということを知って行動することが大事です。

もし逃げ癖がついているのであれば、逃げるような人に仕事を任せたいという人がいるでしょうか?

私は任せないと思います。

どうやったら乗り越えられるかを考えて行動し、乗り越えられる力を持っている人の方が貴重です。

自分もそういう人になれるようになりたいと考えています。

勿論、自分の健康と精神を害するくらいの仕事で、続けていくことが難しい場合は、話は別です。

そういう場合はすぐにでも逃げ出してください。

自分の進む道を後悔がないように進んでくださいね。

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